2017年03月30日

バスの料金が変化してツアー料金に反映

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路線バスの場合は、最初から料金が決まっています。ツアーの場合は、バス料金も込なので、できるだけ安くしようとバスのコストを下げる場合がありました。最近はバスの料金の変化があり、全体的に上がる傾向が出ています。

■国の安全対策強化が影響している

バスには運転手が必要です。バス1台を動かすには運転手は一人でいいですから、通常は運転手の経費は一人分です。しかし、長距離の運転を依頼するときは少し事情が変わります。すべてを一人の人が運転すると、疲労によって運転に支障が出る場合があるからです。

その場合は複数人で運転をする必要があります。最近、高速バスなどでトラブルが増えていることから、国の安全対策強化が必要になり、バス旅行の値上がりに影響しています。

これまで運転手が一人でよかったケースでも二入以上必要になる場合があります。コストが上がれば、当然それはツアー料金に加算されます。利用者の負担が増えるので、利用者が少なくなる可能性があります。

■価格競争がしにくくなっているので値上げ

あるサービスにおいて、競合する会社が提供する場合には一定の競争があります。一方はブランドなどを元に高めに設定したとします。もう一方はブランドがないなら価格で勝負するしかありません。値段を下げて利用者を増やそうとします。

その分利益は減りますが、売上は上がる可能性があります。利用者からすると競争が増えればどんどん値下げされて助かるイメージがあります。バス旅行では最近値上げがどんどん進んでいます

その原因として、値下げ競争がしにくくなったことが挙げられます。これまで、ある程度自由に決められた価格が、運行時間や距離に基づいて決めないといけなくなりました。値下げができないので、その分高くなります。

■区域外配車禁止の取り締まりが厳しくなる

バス旅行を企画するところとしては、旅行会社が多くなります。その他、実際にバスを保有する会社が行うこともあります。バスを保有しないバス会社の場合、バスを借りる必要がります。そしてバス会社に料金を払います。

バスを保有する会社であれば、自社のバスを利用して運行することが可能です。最近、料金が値上がりしてきたとされていますが、区域外配車禁止の取り締まりが厳しくなっていることが挙げられているかもしれません。

バスの運行をするとき、行き先が営業区域になっている必要があります。もしない場合には、新たに設置をするなどコストがかかります。その分の上乗せが必要になり、上がっているのかもしれません。